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恐かった話<続き>

 オーダーストップの時間が近づいた頃、女が手を上げて私を呼んだ。
 
   女  「チ、チキンライスください。」

   私  「あ、はい。 かしこまりました。」

 カレーは先程から手つかずのままである。

 あやしいとは思いつつも、チキンライスを作り、持っていった。

   私  「お待たせしました。チキンライスでございます。
       カレーお下げしてよろしですか?」

   女  「はい。」

   私  「カレー美味しくなかったですか?」

   女  「はい。」    「・・・あっ、いえ。」

   私  「・・・」

 


 その後、私はかたずけをしながら女の様子をうかがった。
 一口、二口食べたところで手が止まった。
 そしてまた皿を見つめている。

   私  「(変な女、鷺ノ宮にもこんな人が居るのか・・・まあいいけど、
       お金持ってるんだろーなぁ?」

 などと考えていた。

 


 この店は防音がかなりしっかりしている。
 駅前のざわめきやすぐ近くを通る交通量の激しい中杉通りの音は、まったくと
 いって良い程聞こえない。
 聞こえるのはスピーカーから静かに流れるジャズの音と、火に掛けている
 やかんのコトコトいう音だけである。

 私はうつむきながら、洗ったグラスを拭いていた。

 その時・・・
         

         “ う ひ ひ ひ ひ ・・・ ”

 という、この世のものとは思えない、気持ちの悪い女の笑い声が聞こえた!

 突然の事で、私の頭は真っ白になった。
 そして情けないことに、膝がガクリと落ちた。

 腰が抜けたのである。

 静まり返る店内に女の抑えた笑い声が響き渡る・・・。

          “ う ひ ひ ひ ひ ・・・ ” 

   私  「(まじかよ・・・ 何がおかしい!?)」

 私はこの仕事は長い。
 今までいろいろな修羅場をくぐり抜けてきたつもりだ。
 チンピラに刺されそうになったり、たちの悪いクレーマーを‘出て行け’と怒鳴り
 つけたこともある。

 しかし、恐いと思った事は一度もない。
 それは格闘技をやっていたという自信と、まわりにスタッフや大勢のお客様が
 いたからであった。

 が、しかし今は違う。
 隣の美容院と床屋さんはとっくに閉店していて誰もいない。
 このフロアーには私とこの女だけである。

 恐い・・・。

 この狭い空間で、あやしい人間と1対1になる事が、こんなに恐ろしいとは
 思っていなかった。

 最悪の事を考える。
 もし急に暴れ出しでもしたらどうする?
 相手が男なら蹴りの一発でも入れて、あとは警察を呼べばいい。
 が、しかし相手は女だ。

          “ う ひ ひ ひ ひ ・・・ ” 

 チキンライスを見つめたまま、笑う女・・・。

 誰か呼ぼうか、すぐ近くのラーメン屋の店長に来てもらおうか。
 などと考えているうちに、女がいきなり立ち上がった。

 伝票と財布を手にしている。

   私  「(すんなり帰ってくれるのか?) 1,340円でございます。」

 女は素直にお金を出す。

   私  「(よかった~ 早く帰ってくれ!) ありがとうございます。」

 何事もなかったかのように、女は出ていった。
 そして階段を降りる後ろ姿を私は見届けた。

 

 しかし!女はまた階段を駆け上がってきた!!

   私  「(うわーーー!!!なんだーーー???)」

 だが、女は再び店内に入る事はなく、玄関マットのあたりをじっと見つめ、
 やがてまた階段を降りていったのだった。

   私  「……」 (しばし絶句)

 
 言葉にすると、この恐怖は伝わらないかもしれない。
 が、私にとっては、さながら悪夢をみているかのような経験であった。

 

 その後、女は来ていない。

                                       終わり
by Cafe-LanderBlue | 2004-12-22 23:36 |  ダイアリー

恐かった話

 ある夜、一人の女性が来店した…
 年齢は20代半ばだろうか。容姿はかなり●●●(読者の想像にまかせる)
 である。

 メニューとお冷やを持って行く。

   私  「いらっしゃいませ。こちらメニューでございます。
       お決まりになりましたらお呼び下さい。」
   
 しかし、しばらくしても女はメニューを見つめたままだった。
 もう、この時点で十分怪しい。

   私  「お決まりでしょうか?」

   女  「カレーと紅茶。」

   私  「かしこまりました。」

 カレーと紅茶を持って行く。

   私  「おまたせしました、ごゆっくりどうぞ。」

 その時、店内には他に何組かの客がいた。私はその後そちらの方に気を取ら
 れていた。。

 しばらくして、ふと女のテーブルを見たら、カレーをひと口だけ食べただけで
 ある。
 女はカレーの皿を見つめたまま。。
 うちのカレーは万人うけするように作っているつもりだ。なかにはほんの少し
 残す客もいるが、ごくまれである。不味いと言われた事は一度もない。
 まぁ、食いたくなければ仕方がないが…

 そうこうしているうちに他の客が一組ずつ帰って行く。

 
 そしてその女と二人っきりになってしまった…



           続く

  

  


  

  

  
   

   
by Cafe-LanderBlue | 2004-12-22 01:35 |  ダイアリー

間違いない?

以下の英文で表現・スペル等でおかしな所ないですか?
店のインテリアの一部に使いたいので… 間違ってたら恥ずかしい。。
どなたかネイティブの英語に詳しい方commentsお願いします。
(ちなみにこれは近所の早稲田の学生さんに作成してもらいました)



   The reason of "Lander Blue"


  Our cafe',"Cafe' Lander Blue",is named after
  turquoise, which is the rarest stone in the
  world.

  My cheap blue birthstone...that is all I knew
  about turquoise before I met the handsame
  foreign sales clerk that day.
  A few years ago, I met him in Indian jewelry
  store that I happened to drop in.
  He kept on talking about turquoise to me...
  turquoise is an Indian amulet,and they are all
  handmade, so there are no two same turquoi-
  se stones in the world. And, "Lander Blue" is
  the king of turquoise.

  I don't know the reason why I was greatly
  attracted to his talk, but I became completely
  captivated by this mystic stone.

  When I opened this cafe', Idecided to give
  name to this coffee shop "Cafe' Lander Blue"
  which means wonderful and only-one cafe' like
  the Lander Blue turquoise.

  My dream is that someday, with the success
  of this shop, to get the "Lander Blue"
by Cafe-LanderBlue | 2004-12-13 01:00 |  ダイアリー

実は…


今日は誕生日です。 (ちなみに、皇太子妃雅子さまと同じ日)


しかし、ここにきて風邪をひいてしまい、体調不良。


は~ つらい。  (*´o`)=з
by Cafe-LanderBlue | 2004-12-09 23:46 |  ダイアリー

Music♪

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   BGMはiPodを使ってます。 ちなみに今、1600曲入っています。
   自分の好きな曲を聴きながら仕事できるなんて幸せ者かも。。
   お気に入りは
       ビル・エバンス
       ケニーG
       エリック・クラプトン
       そして、ドリカム

   そろそろクリスマス・ソング集を流そうかな~ ♪(* ̄ー ̄)v
by Cafe-LanderBlue | 2004-12-01 01:49 |  インテリア